チームは生き物だ。開幕3日前、オクラホマシティ・サンダーがジェイムス・ハーデンをトレードで出したというニュースに、改めて思い知らされた。
サンダーは、まるで教則本通りに作られたかのようなチームだった。ドラフトでチームの核となる選手たちを獲得し、最初は苦戦しながらも、若手の成長とともにチームも前進してきた。強豪として頭角を現した昨シーズンは、NBAファイナルに進出。ファイナルではマイアミ・ヒートに敗れて優勝は逃したものの、それも貴重な経験と見られていた。
ハーデンはそんなサンダーの中心選手の一人。3年前にプロ入りした23歳で、控えながらも攻守に秀で、勝負強さも持っている。サンダーでの実績が認められ、今夏にはチームメイトのデュラント、ウェストブルックと共にロンドン五輪のアメリカ代表にも選ばれた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images