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ハーデン電撃移籍で見えた、 前に進むサンダーの姿勢。 ~有望株を放出したNBA優勝候補~

攻守に弱点のない万能型のハーデンは昨季、平均16.8得点を記録して6thマン賞を受賞した。

 チームは生き物だ。開幕3日前、オクラホマシティ・サンダーがジェイムス・ハーデンをトレードで出したというニュースに、改めて思い知らされた。

 サンダーは、まるで教則本通りに作られたかのようなチームだった。ドラフトでチームの核となる選手たちを獲得し、最初は苦戦しながらも、若手の成長とともにチームも前進してきた。強豪として頭角を現した昨シーズンは、NBAファイナルに進出。ファイナルではマイアミ・ヒートに敗れて優勝は逃したものの、それも貴重な経験と見られていた。

 ハーデンはそんなサンダーの中心選手の一人。3年前にプロ入りした23歳で、控えながらも攻守に秀で、勝負強さも持っている。サンダーでの実績が認められ、今夏にはチームメイトのデュラント、ウェストブルックと共にロンドン五輪のアメリカ代表にも選ばれた。

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photograph by Getty Images

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