突然の降板だった。6月19日、ナショナルズ対レイズ戦の8回裏、レイズの救援投手ジョエル・ペラルタが投球練習を開始すると、審判団がマウンドに集まり、グラブを検査し始めた。その結果、使用禁止物質の松ヤニが付いていたとして、ペラルタは1球も投げることなく、退場処分を科せられた。
松ヤニだけでなく、紙ヤスリでボールに傷を付ける行為のほか、打者のコルクバット使用など、米球界の不正は今に始まったわけではない。ただ今回は、レイズのマドン監督が反論したことを機に、論議が過熱した。というのも、ペラルタの松ヤニ疑惑が、プレー中に判明したわけでなく、事前にリークされたことが明確だったからだ。
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photograph by Yukihito Taguchi