コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)は、その選手に自分と同じ匂いを感じると言う。
「彼のプレーは好きだ。僕がシャック(元チームメイトのシャキール・オニール)とプレーしていたときに持っていて、今でも持ち続けているようなモノが彼にはある」
ブライアントがそう絶賛するのは、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックだ。NBAに入って4シーズン目で、すでに2回オールスターに出場し、昨季はリーグのオール・セカンドチームにも選ばれた急成長中のポイントガードである。
負けず嫌いでアグレッシブなプレースタイル、時に闘争心むき出しで相手に向かっていく姿は、確かに若いときのブライアントを彷彿とさせるものがある。チームのエースはリーグのMVP候補のケビン・デュラントなのだが、自分が二番手だという意識がない“生意気”なところも、オニールがレイカーズにいた頃のブライアントそっくりだ。そのことで周りからよく批判されるのも同じだ。
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