日本の切り札が敗れた。
『UFC134』(8月27日・ブラジル)で、岡見勇信がアンデウソン・シウバに挑んだUFC世界ミドル級タイトルマッチ。1R中盤までは互角の攻防を繰り広げたが、ラウンド終了間際にアンデウソンに左ハイキックをヒットされると、試合の流れは完全に王者ペースに。
2Rになると体を揺らしながら相手を追い詰めていくアンデウソン独特の動きに、岡見は完全に呑まれていた。その後二度もダウンを奪われたあと、パウンドを打ち込まれジ・エンド。受けたダメージも大きく、試合後は病院へ直行した。
過去UFCで10勝2敗と日本人選手の中では断トツの戦績を残す岡見でも、未だUFCでは負けを知らないアンデウソンの牙城を崩すことはできなかった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Susumu Nagao