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「30-30」を達成した ラブの次なる目標とは。 ~NBA28年ぶりの快挙と3つの教え~

今夏の世界選手権の米代表にも選ばれるなど、NBA入り3年目で真の実力を発揮し始めた

 ケビン・ラブ(ミネソタ・ティンバーウルヴス)が高校生だった頃、元NBA選手の父からよく言われていたことがあった。「ゴール近くに行けないときは、ボールをゴールに向かって放り上げてリバウンドを取ればいい。モーゼス・マローンがやっていたように」。

 そんな父の言葉を思い出したのは、ひとつの記録を作り、マローンら一流選手の仲間入りを果たしたからだった。11月12日のニューヨーク・ニックス戦で31得点、31リバウンドと大活躍。NBAの試合で得点、リバウンドともに30以上あげる選手が出たのは28年半ぶり、史上19人目の快挙である。この記録を28年半前に達成したのがマローンだったのだ。1試合30得点は珍しくないが、30リバウンドは簡単ではない。それ自体が、14年ぶりの記録なのだ。

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photograph by NBAE/Getty Images

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