ブリヂストンでワールドチャンピオンになったドライバーは6人いる。M・ハッキネン('98 ~'99年)、M・シューマッハー('00 ~'04年)、K・ライコネン('07年)、L・ハミルトン('08年)、J・バトン('09年)、そしてS・ベッテルが最後のシーズンにその名を連ねた。今季まで3年連続でコンストラクターズチャンピオンが変わったのもめずらしい。ブリヂストンタイヤがそれだけ“普遍的性能”をもたらし、コンペティションを白熱させる要因になったと言えるだろう。
'97年にフル参戦を開始して以来、175勝、242戦はホンダの340戦には及ばないが、トヨタの140戦よりはるかに多く、日本のタイヤサプライヤーとして長く貢献した。結果がすべてと言われるモータースポーツだが、彼らが一度も技術的トラブルや事故などを起こさず、政治面でもニュートラルに振る舞い、安全・公平・確実なタイヤサービスを地道に続けてきたことを称えたい。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hiroshi Kaneko