世界一を目指すプレーオフの戦いが進む中、今年も開催方法を巡る議論が聞こえてきた。現在、5試合制で行なわれている地区シリーズを7試合制にすべきか、という問題である。過去数年来、「運に左右されにくい」との理由で7試合制を望む意見は、随所で取り上げられてきた。
今後、この論議で重要な位置を占めるのが、バド・セリグ・コミッショナーの諮問機関である特別委員会である。議決権こそないものの、フィールド内での諸問題について意見を具申する機関で、ジョー・トーリ、トニー・ラルーサら監督経験者4人をはじめ、現役オーナー、コラムニストら14人で構成されている。昨年12月の発足当時、セリグは「我々はどんなことでもオープンに話し合っていく」と、委員会の存在意義について語った。その後は、ビデオ判定導入、試合時間短縮などの問題で意見交換を行ない、現場の声を反映させてきた。
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