今年の夏もパ・リーグが熱い。100試合以上を終えた8月9日現在、首位から5位まで5ゲーム差。全チームがCS出場圏内という大混戦となっている。
お盆休み前の週末は、シーズンのターニング・ポイントになりそうな試合の連続だった。4連勝と勢いに乗って日本ハム戦に臨んだ楽天はダルビッシュ有を攻略しながらの逆転負けで上位争いから脱落しかけたが、ケガから復帰した田中将大の力投で踏みとどまった。7連敗でオリックス3連戦を迎えたロッテは、初戦で成瀬善久が木佐貫洋に投げ勝つと、息を吹き返して3連勝。ソフトバンクはエース・杉内俊哉が西武に逆転を許し、首位の座を明け渡した。各チームに2ケタ勝利が可能な主戦級ピッチャーが2枚揃い、投手力の差が小さい。そのため、投げ合いでの勝敗と“運”が連勝の勢いをつけ、あるいは連敗を止める役割を果たす。これが今パの特徴だ。
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