「親の七光りボクサー」のひとりと見られていたフリオ・セサール・チャベスJr.が、重要な試合で快勝し、これまでの評価を一変させた。去る6月26日、かつて父も戦ったテキサス州アラモドームで、強敵ジョン・ダディ相手に12回を戦い、文句なしの判定勝ち。41連勝を記録して初のWBCシルバーベルト(暫定王座)を手にしたのだ。
勝ち名乗りを受けたチャベスJr.の傍らには、またもこの男がいた。フレディ・ローチ。マニー・パッキアオに今日の成功をもたらし、年間最優秀トレーナー賞を4度獲得。さらに世界ボクシング殿堂入りも果たし、すでに「生きた伝説」になりかけている当代一流の指導者である。
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photograph by Sumio Yamada