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大富豪とラッパーが描く、 ネッツ躍進の青写真。 ~NBA今夏のFA戦線レポート~

ロシア第1位の富豪と米ラップ界のカリスマの強力タッグで、弱小ネッツは浮上できるか

 7月1日、NBAのフリーエージェント交渉解禁にあわせて、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)に面した建物外壁に、「グレートネスの青写真」というスローガンの入った大きな看板が現れた。看板を出したのはMSGを本拠地とするニューヨーク・ニックス……ではなく、隣州のライバルチーム、ニュージャージー・ネッツ。スローガンの下にはネッツの新オーナーでロシア人大富豪のミカエル・プロコロフと、共同オーナーでラッパー&音楽プロデューサーのジェイ・Zが描かれている。

 この看板、タイミングや場所からわかるように、ネッツからニックスへの宣戦布告だ。何しろプロコロフはオーナー就任直後にも「ニックスファンをネッツファンに変えてみせる」と宣言しているのだ。2年後のニューヨーク州ブルックリンへの移転を見越しての戦略だ。

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photograph by Getty Images

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