メキシコ戦のハーフタイム、ロッカールームでドメネク監督に卑猥な言葉を言い放ったアネルカの追放劇は、かろうじて保たれていたフランス代表の屋台骨を完全粉砕する、とどめの一撃となった。
『レキップ』紙の1面に、アネルカの暴言が掲載されたのは、フランスがメキシコに0-2で敗れた翌々日のことだった。エブラとアネルカの間で始まった口論にドメネクが止めに入り、ドメネクとアネルカの言い合いに発展したのだという。
事態を重く見たフランスサッカー協会は、アネルカの代表追放を即座に決定。ひと言も反論せず処分に従ったアネルカは、自宅のあるロンドンへと戻ってしまった。
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