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面白みのない着地点で幕を閉じた “岡田解任論”。 ~W杯への戦略はどうなった?~

2010/03/25
途中で中盤の足が止まり連係の乱れやクロスの精度の低さが目立つなど日本の課題は残る

 岡田不支持が圧倒的――。東アジア選手権後、新聞、テレビは揃って、世間の声をそう伝えた。本場のヨーロッパや南米に比べれば、手ぬるい追及だったかもしれないが、日本でこれほど代表監督の解任要求が表立つことは珍しく、これはちょっとした事件だった。

 ところが、である。そんな熱も、先日のバーレーン戦で驚くほどあっさりと冷めてしまった。確かに、東アジア選手権と比べれば、試合内容はよくなった。しかし、選手の能力の総和で上回る相手であれば、奇をてらった戦術など採らずとも、このくらいの試合はできる。そんなことは分かっていたはずだ。

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photograph by Toshiya Kondo

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