いまだに解せない。マニー・パッキアオはフロイド・メイウェザーの提案に、なぜあれほどまで過敏に反応したのだろうか?
3月にも実現するはずだった、現在考えられる最も魅力的なカード、パッキアオ対メイウェザーの「パウンド・フォー・パウンド・キング対決」は、メイウェザー側の要求した「五輪方式のドーピング検査」をパッキアオが拒絶し“破談”となった。代わりにジョシュア・クロッティを相手に選んだが、これはあえてリスクを冒すようなもので、ナチュラルウェイトがウェルター級のガーナ人クロッティは番狂わせを引き起こす可能性を秘めた選手である。一方、フラれたメイウェザーは、3階級世界王者シェーン・モズリーと対戦することに決まった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images