東アジア選手権が開幕した2月6日、東京は冷たい風が吹き荒れていた。ただし、この日の天気は晴れ。凍てつく寒さはこたえたが、サッカーをすること自体に問題はなかった。
しかし、日本は広い。同じ日、日本海側を中心に、東北や北陸は大雪に見舞われていた。東京にいると実感が乏しくなるが、日本には、この時期、外でサッカーができない地域もあるのだ。
私自身、新潟出身である。実際、高校時代は冬場、グラウンドが使えなかった。春が近づくと、1年生部員が雪かきをする。グラウンドに積もった雪に穴を掘り、陽が当たる面積を増やして、雪解けを早めるのが恒例行事だった。
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photograph by sponichi