シカゴの人たちにとって、ジョアキム・ノアの第一印象は強烈だった。2007年、NBAドラフト1巡目9位でシカゴ・ブルズに指名されたノアは、白いシアサッカー生地のスーツに大きな蝶ネクタイという“ファンキーな”(本人談)いでたちで登場。NBAコミッショナー、デビッド・スターンとの記念撮影では、左手でピースサインを作り、歯茎をむき出した笑顔でポーズをとった。そんな彼を見たシカゴ市民は「デニス・ロッドマンのようなヤツがやってきた」と噂した。クレイジーで自由奔放な雰囲気が'90年代後半にブルズ三連覇に貢献したロッドマンを彷彿とさせたのだ。荒削りながらエネルギッシュなところなど、選手としても似ているところがあった。
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photograph by NBAE/Getty Images