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「天狗の鼻を折られた」大阪桐蔭“最強世代のキャプテン”がぶつかった「大学野球の壁」…同級生は《ダブルドラ1指名》でも社会人を選んだワケ
posted2026/11/02 11:02
2022年のセンバツを制した大阪桐蔭のキャプテンを経て青学大に進んだ星子天真。大学では適応に苦戦しつつも最終シーズンに結果を出した
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
Genki Taguchi
高校からプロに進むキャッチャーの松尾汐恩、2年生の主戦左腕・前田悠伍を軸とし、あまりにも他を圧倒したことから、SNSで「いい選手を獲っているから当然」「強すぎてつまらない」など非難の声が上がった2021年~2022年の大阪桐蔭。「秋の日本一」を決める明治神宮大会で優勝し、翌春のセンバツでは初戦以外の全試合で2桁得点と、圧巻の攻撃力を誇示して日本一となった。
当時のチームをキャプテンとしてまとめ上げていたのが、青山学院大に進んだ星子天真だ。
それは、監督の西谷浩一が認めていたリーダーが、誰よりも「強者・大阪桐蔭」を疑い、チームを作ってきたからこそ得られた成果だった。当時の星子は、一片の曇りなくチームについてこう話していたものだ。
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「秋も力があって日本一になったわけではなかったので。チームに『勘違いすることなく冬の練習に入ろう。個の力を上げないと春は勝てない』と伝えてきました。キャプテンとしても自分はチームの空気感を大事にしてきて、気のゆるみを感じたら伝えるとか、緊張感を持って冬に取り組めたことが春の結果につながったんだと思います」
星子のキャプテンシーに惹かれた安藤監督
そんな星子の、揺るぎなきキャプテンシーをひと目で見抜いたのが安藤寧則だった。
この青山学院大の監督が大阪桐蔭を訪れた日、選手たちは持久走のメニューをこなしていた。身長180センチを超える大柄な選手たちの中から、ひょいっと168センチの星子が先頭に飛び出す。再び巨体の群衆に紛れたかと思えば、またグイッと加速する。

