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「あいつら、バケモンです」黒田博樹がメジャー1年目で感じたホームランに対する”日米の決定的な差”「日本のセオリーが全く通用しなかった」
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph byGetty Images
posted2026/11/04 19:30
日米通算203勝をあげた黒田博樹が語る「日本とアメリカのホームランに対する考え方」の違いとは…
迎えた4月4日、黒田はパドレスの本拠地ペトコパークでメジャー初登板初先発初勝利を飾った。7回を被安打3、無四死球で1失点。限りなく完璧に近い投球の中で、男はメジャー初の被本塁打を記録している。1点リードの6回、1番の左打者ブライアン・ジャイルズに甘く入ったカットボールを右翼席まで運ばれたのである。
37歳の中距離打者に同点ソロを浴びた直後、黒田は顔色一つ変えずに新しく渡されたボールをこねていた。
「多分カウント負けしていて、ストライクゾーンの中で勝負しようという1球だったので、自分の中で納得できたんです。もし渾身のボールを打たれていたら引きずっていたと思うけど、そうではなかったので。僕的には初登板で全部を出し切ってしまう方が怖くて、ちょっと課題というか余力を残して次の登板につなげたかった。だから僕にとってあの1本は計算内というか、むしろ打たれて良かったホームランでした」
どうやって勝負するか?
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そりゃあ、打たれるよな――。
肌寒さが残るサンディエゴの夜。男は華々しいデビュー戦の舞台裏で人知れずメジャーの厳しさを再認識し、本塁打と長く付き合っていく覚悟を決めた。
黒田はMLBに主戦場を移したあと、投球スタイルをガラリと変えている。広島時代は150km超の直球を軸に完封、完投を狙っていた。それがドジャース移籍後はツーシームやシンカーを主体に、少ない球数で打たせて取る姿に変身したのだ。
「メジャーではバッティングカウントになるとストライクからボールになる変化球を振ってくれない。どうすればストライクゾーンで勝負できるかと考えたとき、動くボールがすごく有効だなと感じたんです」
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