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密着ドラフト会見「巨人・織田翔希“強行指名”にどよめき」「阪神が3人も…育成を評価か」「指名漏れ19歳は意外な表情」悲喜こもごもの独立リーグ徳島 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2026/10/26 17:50

密着ドラフト会見「巨人・織田翔希“強行指名”にどよめき」「阪神が3人も…育成を評価か」「指名漏れ19歳は意外な表情」悲喜こもごもの独立リーグ徳島<Number Web> photograph by Kou Hiroo

独立リーグ徳島は今年、支配下・育成合わせて計6人がドラフト指名を受けた

 昨夏、沖縄で行われた「ジャパンサマーリーグ」で、帝京高3年の黒木は「僕だけでなく親も不完全燃焼だったので」と甲子園に出場できなかった悔しさを語っていた。大学に進学するのかと思ったが、徳島インディゴソックスに入った。

 高校当時は146km/hだった球速が、発表では150km/hになっている。徳島入団後に見た2試合では制球にバラつきはあったものの、周囲の評価は非常に高かった。

「調査書何枚もらった?」

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 こう黒木に聞くと、「1枚だけです」とはにかむように言った。「まだ1年目だしな」と返すと19歳は「はい!」と笑顔で答えた。

巨人の織田ドラ1指名にどよめきが

 会場は例年通り、徳島郊外のショッピングモールの会議室に設けられた。

 調査書をもらった11人の選手が最前列にずらっと並んで、目の前のモニターで「ドラフト会議」の様子を凝視するのだ。

 我々報道陣は、テレビに背中を向けてフロアに直接座って選手の表情を窺う。独立リーグの選手は、支配下の上位で指名されることは少ない。多くの選手は育成ドラフトでの指名になるから、長丁場だ。報道陣は、それぞれに小さな椅子を用意して持久戦に備えている。

 歯切れのよい声が聞こえてきた。今年からCS放送 スカイAのアナウンサーは、元フジテレビアナウンサーの田中大貴さんになった。スカイAは、ドラ1から育成指名の最後の1人まで完全生中継する。田中さんは、4時間近く語り続けるわけだ。

 いよいよドラフト会議。最初のどよめきが上がったのは——徳島とは関連のない「第1巡選択希望選手、読売、織田翔希」のアナウンスがあった瞬間だ。MLB挑戦を公言している横浜高の織田を巨人が強行指名するとは、どんな勝算があるのか? 翌日になってその勝算が「松井秀喜監督」であることが明らかになるのだが。

 独立リーグ出身では2013年に香川の又吉克樹が2位で中日に、23年に徳島の椎葉剛が2位で阪神に指名されたことがあるが、上位の指名は滅多にない。4巡目、5巡目と指名が進むうちに、モニターを凝視している徳島の南啓介社長や岡本哲司監督の顔がこわばっていく。

 5巡目で独立リーグ茨城の投手・川平真也がヤクルトに指名された。続いて6巡目で高知の投手・渡邉都斗が楽天に指名された。

阪神7巡目で石井、ヤクルトも渡邊を

 今年の徳島は支配下指名はないのか——と思った矢先、石井康輝が阪神から7巡目で指名された。

【次ページ】 育成ドラフト…阪神が立て続けに

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