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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「スピード練習はほぼしない」箱根駅伝予選会“予選落ち”でも「驚きの嬉し泣き」…武蔵野学院大で“無名の選手”がナゼ伸びる?「『雑草軍団』の意志を…」
text by

高田悠太郎Yutaro Takada
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/10/18 11:03
箱根駅伝予選会で通過ラインには届かない12位だった武蔵野学院大。それでも他チームとは異なり、ポジティブなリアクションが話題となった
仮にそのロスが無く、設定通りに走れていたとすれば、チーム成績は20位相当という計算になる。
ここ5年間の予選会順位は32位→30位→20位→20位(※実際は26位)→12位で、本選出場に向けてホップ、ステップ……と急速かつ確実に迫っているという見方ができるのだ。
一方、ネガティブな観点から言えば、今年の予選会が特に序盤、スローなペースで進んだことを踏まえる必要がある。最終的なタイムも、そこまでハイレベルな争いにはならなかった。このあたりが選手個々の持ちタイムではまだ上位校に対して見劣りする武蔵野学院大学にとって有利に働き、本来のポテンシャル以上に順位が上がったとも考えられる。
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加えて特に気になるのは、予選会上位10人中、半数の5人が4年生だったということだ。主力の半分が抜けるということは、普通に考えれば翌年に向け、戦力低下の懸念は大きいことになる。
そんな疑問を坂田監督にぶつけると、こんな前向きな言葉が返ってきた。
「現時点で、下からの突き上げは感じています。それに2024年の予選会で過去最高の20位になった時、選手の意識が変わって、チームが一段上にいけた手ごたえがあったんです。今回は12位と、本選出場まで本当にあと一歩のところまで来ました。それによってまた、選手の意識が変わると思っています。
また、12位になったことで、私自身が関東学生連合にコーチとして携われます。その経験を生かして指導することで、チームをよりレベルアップさせられると考えています」
高校の実績はなくとも…“化ける”チームの未来図は?
前述のように、武蔵野学院大学は5000m15分台の高校生が“化ける”チームだ。
来年、今は無名の選手が主力に成長していることもあり得る。少なくとも向こう1年間、動向をチェックすべきチームに浮上したことは間違いない。

