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工藤公康は“令和の落合博満”か…奇妙な符合にベテラン投手が記者がポツリ「あの時と似ていますよね」初日に選手と面談「懸垂10回3セット」課した理由は 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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photograph bySANKEI SHIMBUN

posted2026/10/19 11:00

工藤公康は“令和の落合博満”か…奇妙な符合にベテラン投手が記者がポツリ「あの時と似ていますよね」初日に選手と面談「懸垂10回3セット」課した理由は<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

秋季練習で早速選手を前に訓示する中日・工藤監督

 黄金期が幕を開けた2004年。就任した落合監督に、当時のオーナーは「とにかく勝ってくれ」と厳命した。役者はそろっていた。それは今のチームも似ていると言う。エースは髙橋宏斗。クローザーには松山晋也がいて、4番には細川成也が座る。戦力は阪神にもひけは取らないと、多くの関係者が中日のポテンシャルを評価している。就任直後の落合監督が補強をせず「10%の底上げで優勝できる」と宣言。そのエピソードと重ねたのがベテラン左腕の大野雄大である。

「僕はそのころプロ野球選手ではありませんでしたが、10%の底上げ……の話は知っています。それぞれが自分に足りないのが何かを考えて、準備する。今回もそうなんじゃないでしょうか」

「懸垂10回を3セット」課した理由は…

 落合監督は就任した秋の段階で翌年「2月1日に紅白戦をやる」と全選手に通達。今でこそそれに近いことをやるチームはあるが、当時はそれこそオレ流と話題を呼んだ。求めたのはキャンプ初日の結果ではなく、実戦が可能な体作りと覚悟だった。

 工藤監督は「懸垂10回を3セットできるように」と選手に伝えた。タフな練習をやる上で、必須の基礎体力。そこが上がれば技術も向上する。「野球をやるのは選手」だと言い、同時に「意識を変えていくことが大事」とも言った。つまり変わるのは選手、変えるのが自分の仕事だという意味だ。野村と重なり、落合を想起させる。名古屋の野球ファンが凍え続ける長い冬を終わらせ、漆黒の夜に朝日が昇るのか。優勝と再建を請け負った男の戦いが始まった。

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