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稲場巧「愛嬌だけが取り柄じゃない! 突如現れた癒し系プロップ」

posted2026/10/18 09:00

 
稲場巧「愛嬌だけが取り柄じゃない! 突如現れた癒し系プロップ」<Number Web> photograph by Nobuhiko Otomo

text by

大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

PROFILE

photograph by

Nobuhiko Otomo

「癒し系」のランキングがラグビー界にあれば、稲場巧は断然ナンバーワンだろう。ポジションはスクラムを最前列で支える3番PR。175cm・110kgのボディに首回り58cm、小ぶりな頭が作るシルエットには、どこかのゆるキャラ、あるいは外国の民芸品を連想させる愛らしさが漂う。修羅と化して激しく体をぶつけ合うFWでありながら、全身からは柔らかいオーラが立ち昇る。

 稲場は奈良県生まれ。近大附高から近大を経て静岡ブルーレヴズに加入2年目の24歳だが、高校日本代表など年代別の日本代表とは無縁だった。リーグワンでは昨季14試合に出場したが、先発はわずか3と、全国的には無名の存在。だがここにきて、ラグビーファンの間での認知度と人気は急上昇中だ。

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