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「勝っても負けても」“毎日登板”なぜできた? 引退のオリックス左腕が持っていた特殊能力「ちょっと泣いちゃいました」ラスト登板&吉田正尚との秘話
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph bySANKEI SHIMBUN
posted2026/10/10 11:00
引退セレモニーを終え、胴上げされる山田修義
「吉田はもう1年生の時からすごいバッターだったんで、3年生も『吉田に回せ』と言っていました。スイングも速かったし、打球が、3年生よりもすごかったから。紅白戦では、ピッチャー全員ホームラン打たれてました。僕以外は(笑)。僕はホームランは打たれなかった。でも外一辺倒でしたけどね。インコースには投げきれなくて(苦笑)。今でもインコースを打つの上手いですからね」
今年9月、吉田に連絡を取り自身の引退を伝えると、「お疲れ様でした」と労いの言葉をくれたという。
山田は今年15試合に登板し、防御率は1.08。まだできる、と思ってしまうが、プロ選手には自分なりの譲れない基準がある。
「ちょっと、泣いちゃいました」
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「去年からストレートの球威が落ちてきていて。今年も上がってこなかったので、8月、9月ぐらいから、ちょっと頭に(引退が)浮かびましたね」
最後の登板となったのは今年9月26日のホーム最終戦、9回表。渾身の全球ストレート勝負で日本ハムの郡司裕也をセンターフライに打ち取り、涙を拭った。
「野球は小1から始めたので、いろんな思い出、いろんな人の顔が浮かんできて、ちょっと、泣いちゃいました。プロでは1年1年ガムシャラにやってきて、本当にあっという間の17年間でした。とりあえずゆっくりして、ゴルフとかしたいですね」
清々しい笑顔を残し、山田修義がマウンドを去った。
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