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《F1実況解説コンビ》サッシャ&中野信治…異例のフジテレビ移籍の舞台ウラ「さすがに驚きました…放送局が替わるのは簡単なことじゃないと」

posted2026/10/23 17:01

 
《F1実況解説コンビ》サッシャ&中野信治…異例のフジテレビ移籍の舞台ウラ「さすがに驚きました…放送局が替わるのは簡単なことじゃないと」<Number Web> photograph by Shunsuke Mizukami

所狭しとモニターが並ぶフジテレビの実況ブース。ここから臨場感ある声を届けるサッシャ(左)と中野信治

text by

雨宮圭吾

雨宮圭吾Keigo Amemiya

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photograph by

Shunsuke Mizukami

 その声でレース映像に命が吹き込まれる。静と動の対照的な2人の組み合わせが、F1ファンの熱い思いを受けて電撃復活。時流に即したスポーツ実況の形とは?
 発売中のNumber1153号に掲載の[言葉のコンビネーション]サッシャ&中野信治「冷静と情熱のあいだ」より内容を一部抜粋してお届けします。

フジテレビから実況依頼のサプライズ

《まだまだ伝えたいことがたくさんあったので、道半ばでの区切りは正直とても残念です》

 昨年12月、最終戦のアブダビGPが終わった翌日、サッシャは自らのSNSにそう記した。約10年続けてきたDAZNでのF1実況は、この一戦を最後に終わることが決まっていた。その文面には名残惜しさがありありとにじんでいた。

 しばらくしてサッシャの下にテレビ局のスタッフから連絡が入った。銀色の球体が輝くお台場の建物に赴くと、そこで驚きのオファーを受けた。すでに2026年からの日本国内における独占放送・配信権獲得を発表していたフジテレビ。その動画配信サービス『FOD』で再びF1の実況をしてほしいという内容だった。

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 フジテレビにはベテランの解説陣とともにCSでの中継を長年担ってきた自前のアナウンサーがいる。にもかかわらず、自分に白羽の矢が立ったのだ。

「さすがに驚きました。どんな形でもいいからF1に関わっていきたい気持ちはありましたけど、放送局が替わるというのは簡単なことじゃないと思っていましたから」

 サプライズには続きがあった。解説者として、ともにDAZN中継の顔でもあった元F1ドライバーの中野信治。そのコンビも継続するという話だった。

「その座組までそのままでいいんですか? ってなおさら驚きましたね」

 サッシャとは別で話を聞かされた中野もまったく同じ心境でいた。長年、当たり前のようにあったものがなくなり、さみしさを感じていた頃だった。

【次ページ】 中野信治が心がけてきたこと

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