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日本代表MF佐野海舟、移籍市場最終日“プレミア交渉決裂”ウラ事情「空港にはプライベートジェット」「鎌田大地&冨安健洋と共闘」可能性が消えるまで
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ティーモ・ミュラー(『キッカー』誌)Thiemo Muller(Kicker)
photograph byMichael Regan - FIFA/Getty Images
posted2026/10/08 17:02
日本代表MF佐野海舟は今夏、クリスタルパレスなどの移籍の噂があったもののマインツ残留となった
「移籍市場では、終了間際に物事が大きく動き出すものだ」
そう話したのは、マインツを率いるウルス・フィッシャーだ。現在60歳のスイス人指揮官が、実際の舞台裏を知っていたのか、はたまた一般論として語ったのかわからない。ただしいま振り返れば、その言葉は予言めいたものであったと思える。
本人も望んだプレミア移籍、しかし…
この夏の移籍マーケットで、マインツに佐野の照会を問い合わせてきたクラブは実に多い──リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ライプツィヒといった国際的なクラブを筆頭に。だがマインツから5000万~6000万ユーロ(約90億~108億円)の移籍金を要求されると、その多くはトーンダウンしていった。特に英国のクラブは近年、英国外のクラブへの移籍金を出し渋る傾向がある(英国内のクラブ間で財政を回そうとする意向があるのかもしれない)。
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佐野にとって日本代表の同僚である、鎌田大地と冨安健洋が所属するクリスタルパレスも例外ではない。昨季のカンファレンスリーグを制した南ロンドンのクラブはブンデスリーガ開幕節の翌日──移籍市場が閉じる2日前──、マインツに佐野の照会を求めた。この時すでに選手側とは条件で合意しており、あとはクラブ間の交渉が残されていただけだった。佐野本人はこの移籍に乗り気で、望んでいたプレミアリーグでのプレーに気持ちが傾いていた。だからこそ、彼自身がハイデルを中心としたマインツのフロントに、パレスとの交渉を頼んでいたのだ。
しかし両クラブはなかなか合意に至らず、期限の9月1日17時になっても、進展は見られなかった。そしてハイデルはこう宣言した。
「サノは今季もマインツに残る。以上」
なぜ交渉は決裂したのか…その真相
マインツは終始、彼らが設定した移籍金を下げることはないことを示していたが、パレスは少ない額から徐々に増額して交渉していたようだ。選手との個人条項で合意に至っていたこともあり、パレスとしてはクラブの利益を担保しつつ、なんとかして佐野をイングランド──彼の目標の地でもある──へ連れて帰ろうとした。実際、移籍期間最終日にはマインツから40キロほどにあるフランクフルト国際空港に、プライベートジェットを1機、用意していたという。
しかしながら、両者の求める額の差は最後まで埋まらなかった。

