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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「整列拒否に判定へ猛抗議!」サッカー北朝鮮はなぜ敬意を欠いてしまうのか? 鄭大世が語る日本戦へのプレッシャー「計り知れないものがある」
text by

金明昱Kim Myung Wook
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/10/04 17:03
アジア大会サッカーの準々決勝・日本vs北朝鮮は1-0で日本が勝利。試合後、北朝鮮の選手たちは整列に加わらず握手を交わすこともなかった
「ディフェンダーだから無責任に倒れないじゃないですか。流れの中で見たらノーファウルだけど、VARが介入したら確実にファウルになるくらいの強さで押しているとは思いました。VARがないなら、僕が主審でもノーファウルにしていると思います」
押す行為を肯定するのではなく、映像での確認と、プレー中の肉眼での判断との違いを指摘した。
日本戦では特別な気持ちが高まるのかと尋ねると、「いやいや、モチベーションは鬼高いっすよ。絶対負けちゃいけないと思っています」と即答した。自身の経験と過去の歴史から、日本には負けてはいけないという重圧があると考えている。
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「負けたからといって、帰国してから罰なんてない。ただ、日本には負けてはいけないというプレッシャーは、彼らにとって計り知れないものがある」
ちなみに今大会には、南アフリカW杯で共に戦った仲間も来日していた。当時はブラジル、ポルトガル、コートジボワールを相手に3敗。この時、DFだったリ・グァンチョンが監督を務め、コーチにはMFキム・ヨンジュンもいた。鄭大世は「会いたかったなあ」と懐かしんだ。
試合後、北朝鮮選手は「整列しなかった」
懐かしい記憶をたどりつつも、「あれはもちろん、やめたほうがいいと思いました」と胸を痛めたのは、試合後に判定への不満から北朝鮮選手たちが整列を拒否した場面だ。最後にピッチ上で整列せず、応援団の下に駆け寄った姿勢を、日本メディアは「整列しなかった」と大々的に報じていた。
自身の経験を重ね合わせ、鄭大世はその光景についてこう語る。
「僕の現役時代の感覚からすると、彼らの気持ちも分かります。ただ、日本で暮らす自分たちと北朝鮮の選手たちでは、敗戦の受け止め方も違うとも思います。それに彼らと在日コリアンの僕らを同じ価値観で語るには、無理があると思いますから……」
振る舞いは改めてほしいが、その背景を自分たちの感覚だけで断じることはできない――。今の北朝鮮の若い選手たちも同じ重圧を感じていたのかが気になった。


