熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER

「あの内容でよく勝てた」森保ジャパン、ウルグアイ&ベネズエラ撃破も…ブラジル人記者が“ある選手の不調”を懸念「クラブでもミスが多い…心配だ」 

text by

沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

PROFILE

photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/10/01 06:45

「あの内容でよく勝てた」森保ジャパン、ウルグアイ&ベネズエラ撃破も…ブラジル人記者が“ある選手の不調”を懸念「クラブでもミスが多い…心配だ」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

南米勢相手に連勝した日本代表について、ブラジル人記者が率直に振り返る

「中村と松木の個人技、さらには右前方へ走って相手守備陣を引きつけたことでスペースを生んだ堂安律の知的な動きが絡まった見事なゴールだった」

――しかし、その後はウルグアイが優勢。前半42分、日本のゴール前でGK早川友基が佐野海舟へ渡そうとしたパスが流れたのを契機にピンチを迎え、最終的にはMFマキシミリアーノ・アラウホにファーサイドの上隅に見事なシュートを決められた。

「失点の最大の原因は、早川の不用意なパスミス。とはいえ、アラウホのシュートはワールドクラス。彼を褒めるしかない」

ADVERTISEMENT

――後半もウルグアイが再三、決定機を作った。日本は伊東純也と久保建英、上田綺世らを投入したが、攻撃が噛み合わず、守勢に回った。

「結果的に失点は喫しなかったけれど、それは日本の守備陣が奮闘したというよりウルグアイ選手のシュートミスに助けられた感が強い」

ウエダは文句なしのMOM。佐野航大は…

――それでもアディショナルタイムに伊東からのパスが塩貝健人へ入り、塩貝が上田ヘ預けるとリターンを受けて左足でシュート。代表初得点をあげた。さらに直後、伊東からの鮮やかなスルーパスを上田が収め、GKとCBに競り勝って無人のゴールへ流し込んだ。

「塩貝はそれまで二度のチャンスに単独突破を図って失敗していたけれど、ついに決めたね。上田は、途中出場で1得点1アシスト。文句なしに、マン・オブ・ザ・マッチだね」

――この試合で、他に評価する選手は?

「終盤の2得点に絡んだ伊東、勝ち越し点を決めた塩貝、そしていつもながらインテリジェンス溢れるプレーを見せた鎌田大地。佐野航大は序盤は多少のミスがあったけれど、対人守備の強さ、キープ力、縦への推進力という自分の持ち味はまずまず発揮した。ただ、もっともっとできる選手だと思う」

痛烈な批判はなく…文化の違いだ

――逆に期待に応えらなかった選手は?

「CFとして先発した前田大然は、例によって前線でのチェイスでは持ち味を発揮していたけれど、攻撃面ではボールが収まらず、危険なシュートを打つこともできなかった」

――GK早川は?

「好守もあったけど、パスミスが失点に結びついたし、それ以外にもフィードのミスが多かった。絶好調だった昨年とは対照的に、今季はクラブでもミスが多い。少し心配している」

――彼のプレーについてはあまり報じられていませんが、早川の一連のミスに対して、試合を中継した日本のテレビは批判を避けていた。

【次ページ】 痛烈な批判はなく…文化の違いだ

BACK 1 2 3 NEXT
#森保一
#チアゴ・ボンテンポ
#上田綺世
#ディエゴ・フォルラン
#前田大然
#早川友基
#佐野航大
#松木玖生
#中村敬斗
#堂安律
#佐野海舟
#マキシミリアーノ・アラウホ
#伊東純也
#久保建英
#塩貝健人
#鎌田大地
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ