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「中止になったら、Uインターは潰れる」高田延彦vs北尾光司“伝説の異種格闘技戦”前日の極秘会談…衝撃ハイキックKOを招いた北尾の“大きなミス” 

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堀江ガンツ

堀江ガンツGantz Horie

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photograph by東京スポーツ新聞社

posted2026/09/30 11:03

「中止になったら、Uインターは潰れる」高田延彦vs北尾光司“伝説の異種格闘技戦”前日の極秘会談…衝撃ハイキックKOを招いた北尾の“大きなミス”<Number Web> photograph by 東京スポーツ新聞社

高田延彦vs北尾光司“伝説の異種格闘技戦”の知られざる舞台裏とは

 こうなると次はエース髙田延彦が北尾と一騎打ちをやるしかない。誰もが観たい黄金カードとなった髙田vs北尾だが、実現まで難航した。

 その理由を元Uインター取締役の鈴木健は『俺たちのプロレス Vol.4』(双葉社)で取材した際、こう語っている。

「北尾がUインターに初参戦する時、空拳道の大文字三郎っていう人がマネージメントをしていたんだよね。だからUインターは最初、北尾光司個人とではなく、大文字三郎を通して1試合700万円で契約したの。それで第1戦として山ちゃん(山崎一夫)とやる試合前にちゃんと700万円振り込んだんだけどさ、その後、北尾が『もらってない』って言い出した。大文字三郎が持ち逃げしたみたいなんだよね。

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 だけどこっちはもう振り込んでるから、北尾選手から『もらってない』と言われても、『もう払いました』としか言えない。だから髙田vs北尾戦の時は、もう一回あらためて北尾サイドとイチから話をつけなきゃいけなくて、それも大変だった」

「本当にうんざりした」北尾からの“ある要求”

 こうしたトラブルを乗り越え、Uインターはなんとか10・23日本武道館で髙田延彦vs北尾光司の「格闘技世界一決定戦」を行なうことを正式発表した。

 プロレス界の常識として、ナンバー2が星を譲ったあとは、当然団体のエースが勝利するシチュエーション。実際、当初は時間無制限一本勝負で行われて、髙田が勝つことを想定していた。しかし、北尾は直前になって「3分5ラウンド制で引き分け」を要求。「これが受け入れられなければ、試合をキャンセルする」と、揺さぶりをかけてきたのだ。

「あの時は、安ちゃん(安生洋二)と宮っちゃん(宮戸優光)が交渉していたと思うんだけど、直前になって北尾は『3分5ラウンド制の引き分けにしてくれ。それじゃなきゃ出ない』って言い出した。でも、こっちとしたら、北尾を出さないわけにはいかないでしょ。髙田vs北尾目当てでチケットは完売してるんだから。もし中止になったらUインターは潰れちゃうよ。チケット代は払い戻さなきゃいけないし、ファンの信用だって失うしね。だから北尾にはどうしても出てもらわなきゃならなかった」(鈴木健・同前)

 交渉は大もめにもめ、試合の前日、ついに闘う当事者同士である髙田と北尾が二人っきりで直接話し合うこととなった。髙田延彦はのちに筆者のインタビューに対しこう振り返っている。

【次ページ】 「じゃあ、もうこれ(シュート)でやるしかないね」

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