オリンピックへの道BACK NUMBER
「体が動くうちは…」「璃来ちゃんは若いけどね(笑)」りくりゅう婚約発表後の会話に見えた“関係性の変化”…新アイスショーに隠された“こだわり”
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byYuki Suenaga
posted2026/09/19 17:13
9月15日、「りくりゅうのありがとうツアー」の開催を発表した三浦璃来と木原龍一
またこの日、「THE DESTINY」の次回公演が2027年4月に開催されることも発表された。全国ツアーも含め、引退したあとも次々と活動を展開する理由を尋ねられ、三浦はこう答えている。
「オリンピックでたくさんの方に観ていただいたので、ペアの魅力をもっとさらに伝えたいなという思いもありますし、自分たちが競技と同じくらい体が今は動かせると思っているので、体が動くうちは全国に赴いてアイスショーを開催したいなと思っております」
「璃来ちゃんは若いけどね」と木原がその言葉を引き取り、2人で笑顔になったあと、木原は続けた。
ADVERTISEMENT
「オリンピックの後にたくさんの方に注目していただけるようになったと思うんですけれども、やはりこのペアへの注目を今の一瞬だけで終わらせたくないなという思いを2人とも持っていて、こうして皆様に注目していただける間にたくさんのことに挑戦することによって、ペアへの注目が一瞬だけの熱で終わるのではなく、長い間見ていただけるようにしたいなっていう思いで、たくさんのことに挑戦させていただいています」
三浦が話し、木原が続く…過去からの“変化”
会見中は原則、三浦がまず話し、木原が続く形をとっていた。その中で、2人それぞれに堂々、受け答えをしていた。そんな姿は、かつて木原が会見や囲み取材でリードしていた時期からの変化、そして成長を思わせた。一方で、現在も検討中だというロゴについて、「『ありがとう』だからアリが10匹と言い出して……」と三浦がそのときを思い出したように弾けた笑顔を浮かべると、木原が「もし採用されたら僕の意見が通ったんだ、ということで」と軽妙に返すさまは、2人らしくもあった。
変わるものと変わらないもの。その核にあるスケートへの思い。ペアの魅力を広めたいという情熱とともに、開幕へ向けて、2人は走る。

