オリンピックへの道BACK NUMBER
「体が動くうちは…」「璃来ちゃんは若いけどね(笑)」りくりゅう婚約発表後の会話に見えた“関係性の変化”…新アイスショーに隠された“こだわり”
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byYuki Suenaga
posted2026/09/19 17:13
9月15日、「りくりゅうのありがとうツアー」の開催を発表した三浦璃来と木原龍一
木原はこう話した。
「ペアの素晴らしさ、カップル競技の素晴らしさを皆様にもっともっと知っていただきたいなと思ったことが最初のスタート地点だったんですけれども、その中でも私たちりくりゅうはたくさんのファンの皆様に支えていただき、現役生活を続けてきました。その中で、何か皆様にお礼をお伝えすることができないかな、と思いました。その中でまたスケートの素晴らしさをお届けしていきたいなと」
新アイスショーに隠された“こだわり”
7月末から8月にかけて行われた2人のプロデュースによるアイスショー「THE DESTINY」と同様、ペアを含むカップル競技の魅力を広く伝えたいという思いは変わることなく、そして感謝を伝えたいという思いとともに浮き彫りになったのは、2人のスケートへのこだわりだ。
ADVERTISEMENT
今回、会場はすべて国際規格の縦60m×横30mのリンクであることにこだわったという。サイズが小さくなると怪我のリスクが増すことを踏まえた上で、三浦は説明する。
「(60m×30mのサイズであることで)私たちのスピード感であったり、そういったところを見ていただきたいなと思っております」
「THE DESTINY」は公演時間が約2時間半だった。出演者数が少なくなる今回のツアーはそれより短くなることを想定しているという。
その上で、木原は言う。
「その中でも私たちが滑る時間を増やしたいと思っています」
だから、「現役のときと同じようなトレーニングをしていきたいなと思っています」。
「体が動くうちは…」「璃来ちゃんは若いけどね」
リンクサイズへのこだわりをはじめ、これらの話から一貫してうかがえるのは、演技の質を下げずに披露したいという思いだ。
ツアーは3週間ごとにスケジュールが組まれていることも明らかにされたが、理由を語る木原の言葉にもそんな思いが表れている。
「見に来てくださった皆様に最高のパフォーマンスをお届けしたいな、と考えたときに、ショーが終わった後の休養期間、そして準備期間というのを考えたときに3週に一度が自分たちにとってベストなのではないかなというふうに思いました」

