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北京五輪で号泣、大混乱…母になったロシア女子選手が復帰戦で見せた“成長”「トゥルソワ選手が大好き」中井亜美、島田麻央も尊敬する銀メダリストの今
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松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAsami Enomoto
posted2026/09/16 17:10
銀メダルを獲得した北京五輪以来、約4年半ぶりの国際大会となったイグナトワ(旧姓トゥルソワ)
トゥルソワは出産後、ひと月半ほどで練習を再開。4回転ルッツの練習を再開したのは「半年前からです」。育児とバランスをとるのは「大変です」と語りつつ、こう続けている。
「すべてに、同じだけ時間を使うようにしていて、練習は(子どもが)寝ているときにします」
その過程は、今大会での演技に表れていた。
混乱の北京五輪から、精神的な成長も
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4年半での変化はいくつも見られた。
どうしてもジャンプに偏った印象があった以前と比べれば、本人の言うようにまだスタミナは戻せていなくても、全体としてバランスのとれた演技を志向し、それを見せていた。
島田と中井について尋ねられたときには、「今日の(フリーの)演技は見ていません。でも(ショートプログラムの演技を見て)素晴らしかったです」
表彰式でも島田に柔らかな笑顔と視線を向けていた。北京五輪では優勝できなかったことで爆発的な怒りを見せて周囲を混乱させたことを思い返せば、そこにも変化があった。
取り巻く環境がすべてクリアになったわけではない。ただ、氷上でのインパクトの強さはたしかだった。積み重ねてきた努力も明確だった。
「過去4年間、こういう喜びはなかったです」
「ステップもスピンもジャンプも、すべてのエレメントを取り戻していきたいです。それは遠くないと思います」
と言うイグナトワは、ふと口にした。
「過去4年間、こういう喜びはなかったです」
最後の最後まで笑顔で、子どもを抱えながらミックスゾーンを後にした。
(撮影=榎本麻美)


