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覚醒の秘密は初めての「15」…ルーキーがいきなり「日本インカレ制覇」18歳“ヨンパー”新ヒロインが学生日本一に「4連覇に向けての第一歩」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph byNanae Suzuki
posted2026/09/11 06:01
1年生ながら日本インカレ女子400mハードルを制したガードナ・レイチェル麻由(早大)。U20世界選手権後さらなるレベルアップのために試行錯誤の最中だ
関東インカレとは逆に、最後のハードルを跳んでから千葉を逆転し、ガードナは優勝を飾った。
「4連覇に向けての第一歩というか、良い流れができたと思います」
来年以降も、先輩の千葉や、シニアの日本代表経験もある瀧野未来(立命館大3年、今回は準決勝で棄権)らが強力なライバルとなるが、まずは4連覇への最初の関門を突破した。
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しかし、目標にしていた1年生優勝を成し遂げても、ガードナが手放しで喜ぶことはなかった。
「自己ベストが日本選手権で出した56秒99なので……。セカンドベストなんですけど、こんな悪コンディションでも、自己ベストを目指して挑んだ分、すごくうれしい気持ちはありません」
決勝でマークした57秒55は自己2番目の記録。「このコンディションのなかセカンドベストを出せたのは上出来かな」と言いつつも、心から満足できる結果とはいえなかった。
今大会から挑戦した「新たな試み」
実は、この大会でガードナは新しい試みをしていた。
「今大会から初めて3台目までを15歩で行くことに挑戦しています。予選でうまくいったので、決勝も最後まで間延びせずに良い流れで行けたらなと思って挑みました」
これまでハードル間の歩数は5台目まで16歩だったが、今回から「3台目までを15歩、4~7台目を16歩、あとは余力に任せて」という形に変えた。
400mハードルではハードル間の距離が35mある。ハードル間の歩数が偶数と奇数とでは踏切足が異なるため、両足で踏み切れる器用さは、ガードナの武器ともいえる。
一方、歩数を少なくするということは、スピードが上がる効果が見込めるが、ストライドを伸ばす必要があり、筋力の強化や技術の改良などが求められる。つまりは、その1歩を縮めるのは決して簡単なことではない。

