野次馬ライトスタンドBACK NUMBER

「1年目に大きな衝突をしたんだ」日本ハム元GM高田繁がヒルマン監督に感じた“考え方の差”「采配面で文句を言ったことはないよ。ただ…」 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

PROFILE

photograph byJIJI PRESS

posted2026/09/14 17:25

「1年目に大きな衝突をしたんだ」日本ハム元GM高田繁がヒルマン監督に感じた“考え方の差”「采配面で文句を言ったことはないよ。ただ…」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

高田GMの下で奮闘したトレイ・ヒルマン監督(左)と新庄剛志(右)

 俺が好きそうな野球だけどね。何も言ってないんだ。俺が日本ハムに行った時には、ヒルマンはすでにスモールベースボールをやっていた。だから、GMになってからも、ヒルマンに采配面で文句を言ったことはないよ。

「GMさん、あれ、やめさせてください」

 ただ、練習がメジャー式だった。これが参った。キャンプでも練習しないんだよ。これだけはね、見ていて大丈夫かな、言おうかなとずっとやきもきしていた。

 午後の3時には監督・コーチがもうミーティングをしているんだよ。俺もそこに加わるんだけど、グラウンドでは小笠原道大が残ってロングティーをやっている姿が見えた。

ADVERTISEMENT

 それを見つけたヒルマンは俺に「GMさん、あれ、やめさせてください」なんて言ってきてね。「おいおい、選手がやりたいって言ってるんだから、納得いくまでやらせてやれよ」と庇っても「だめです。疲れるから身体を休めるように言ってください」とちっとも折れない。そこらへんの感覚が違うんだ。俺からすればメジャーリーグのプレイヤーと一緒にしないでくれよと思うよね。日本の選手は調整の仕方も違うんだよ。キャンプの時期にバッターなら振り込んで、ピッチャーなら投げ込みをして作っていく。一軍のキャンプといえども、たくさん練習をして、レベルアップしていかなきゃならない若い選手も日本にはたくさんいるんだよって何度も説明するんだけどね、そこの部分だけは、考え方の差が最後まで埋まらなかったな。

 1年目に大きな衝突をしたんだよ。《第3回につづく

『後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年』(村瀬秀信)は全国の書店にて大好評発売中です。『後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年』(村瀬秀信)は全国の書店にて大好評発売中です。
#3に続く
「あいつはね、長嶋さんなんだよ」日本ハム元GM高田繁が新庄剛志を絶賛するワケは…「俺だって聞いてないからね。ひっくり返ったよ」
この連載の一覧を見る(#1〜3)

関連記事

チェックを入れてボタンを押すだけ
Google検索
Number Webを見つけやすくする
BACK 1 2 3
#北海道日本ハムファイターズ
#高田繫
#トレイ・ヒルマン
#新庄剛志
#小笠原道大

プロ野球の前後の記事

ページトップ