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「シングルで怪我してなかったらな、と…」紀平梨花24歳が明かした“葛藤の正体”…アイスダンス・西山真瑚とカップル結成で「幸せです」と語るまで
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAsami Enomoto
posted2026/09/09 11:02
木下グループ杯にて、リズムダンスの演技を行う紀平梨花と西山真瑚
明かした“シングル時代からの変化”
可能性を見出してくれて決断し、アイスダンスに転向してからの日々を紀平はこう語る。
「葛藤の中でアイスダンスをやって、毎日目標があって過ごせて、目標に向かって取り組めていることが何よりも幸せです。それをすごく感じていますし、今はアイスダンスを一生懸命できて、すごくうれしいです」
その言葉にじっと聞き入る西山の姿があった。
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アイスダンスならではのよさも感じると紀平は言う。
「シングル時代は一人で自分の中で考えて、どういう風に挑むか、みたいに抱え込んでしまっていたんですけど、(アイスダンスは)話し合って、どういう風に行こうとシェアすることができるので心強く感じます。練習では2人だからこそ難しいと感じる場面も多くて慣れない部分もありますけど、いい部分ももちろんあって、それをいかしたいです」
紀平と西山に贈られた大きな拍手
会場では、大きな拍手に包まれた。
「たくさんのお客さんが、ファンのみなさんが待っていてくださったんだなと大きな感謝を感じました」
と感慨をこめて語る。
「この大会を登竜門として位置づけています」と西山が抱負を語っていた大会で、「大きな収穫になりました」と紀平が言える演技で終えられた。
「もしNHK杯に出られることになったら、さらにここから成長した姿を見せていけるように頑張りたいと思います」(西山)
「チャンスを無駄にしないよう、笑顔で締めくくれるシーズンを目指したいと思います」(紀平)
試合で滑ることができる喜びとともに、足がかりとなる大会を経て、次へと目を向けている。
(撮影=榎本麻美)

