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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「死球箇所がズレてたら死んでました。あるいは目玉が落ちて…」顔面直撃の元ロッテ名選手が語る「恐怖心は引退まで続いた」死球増のプロ野球に本音
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岡野誠Makoto Okano
photograph byJIJI PRESS
posted2026/09/08 11:03
今季のプロ野球で連日のように報道される「死球」。その危険性は? 写真は現役時代に顔面死球を受けた経験をもつ水上善雄(元ロッテほか)
「急にボールが怖くなったんです。試合でも、右投手のスライダーやカーブが体の近くに来ると、しゃがんで避けるようになりました。しかも、そのボールはストライクになる。目標を成し遂げたことで、突然パワーが消えてしまった」
「恐怖心は引退まで取れなかった」
その日は猛打賞を放ったが、球種は全てストレート。変化球には付いていけなくなり、パタリと当たりが止まった。
「この時、私の野球人生は終わりました。バッターが打席でボールを怖がり出したら、もうダメです。恐怖心は引退まで取れなかった。翌年は広島、翌々年はダイエーに移籍しましたけど、ほとんどストレートしか打ってないと思います」
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近年の死球禍で、阪神の藤川球児監督は肩甲骨から手首にかけたプロテクターの導入をNPBに提案している。まだ実現していないが、水上は賛成を表明する。
「死球を当てて、恐怖心を煽るのは野球ではありません。もちろん柴田にそんな意思はなかったし、今の日本にそんな投手はいないと思いますけどね。昨年、メジャーリーグで死球合戦のような事態になった時、大谷翔平が『まあ、まあ』と場を収める行動を取っていましたよね。
藤川監督も大谷も、正々堂々とした戦いを目指すべきと考えているのでしょう。そのためにも、身体を守るプロテクターはどんどん付けるべきですし、頭を完全に防御できるヘルメットがあれば、子供たちも安全に野球を楽しめる。私も、あと500本くらいヒットを打てたかな」
選手の安全を確保できれば、より素晴らしい戦いが見られるはずだ。「投高打低」という昨今の事情を踏まえても、新たな防具の導入と開発が望まれる。
水上はさらに今季プロ野球で目立つ「死球」急増の要因についても独自の見解を持っている。「相手チームも、そろそろ気付いた方がいい」。その真意とは。
〈つづく/「なぜ危ない死球が今年増えた? 3つの理由」へ〉

