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相撲春秋BACK NUMBER
40kg減量で激変!パーソナルトレーナーに転身の元力士が明かす現役時代の“壮絶食生活”「500kcalドリンクを流し込み、焼肉→ラーメン→おにぎり…」
text by

佐藤祥子Shoko Sato
photograph by左:本人提供/右:Keiji Ishikawa
posted2026/09/07 17:00
力士時代の雷鵬氏(左)、現在はパーソナルトレーナーに転身し、力士時代を振り返った(右)
「だからジムに通わずに部屋でじゅうぶんできたんです。最高体重だった頃は、ベンチは180kg、デッドリフトは200kg以上、スクワットも200kgくらい挙げていました。ここまでの重量を上げられたのは、大きなケガをして稽古ができず、トレーニングばかりしていた時期でもあったからなんです」
「復帰して僕はどこに戻るの?」
2024年1月、左膝前十字靭帯断裂の大けがに見舞われてしまったのだった。
「この時は心が折れかけました。白鵬さんと手術するかどうかすごく悩んで、手術を選択した。そうしたら、入院中にちょうど宮城野部屋が無くなってしまって……」
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部屋の弟子の不祥事により師匠だった宮城野親方(白鵬)が監督責任を問われ、部屋が一時閉鎖となったのだ。
「病室のテレビで毎日ニュースが流れて来て、『どうなっちゃうの? 復帰して僕はどこに戻るの?』とうつ状態になりかけていました。親にもいろいろ相談し、『お前はその程度なのか?』と言われて……。『自分で決めてプロの世界に入ったのに、このまま辞めるのは嫌だ』と思い直したんです。部屋も伊勢ヶ濱屋預かりということが決まり、『絶対に復帰してやる!』と、稽古もトレーニングも、復帰まで必死の一年を送りました」
前十字靭帯がパチーン!と音を立てて……
小兵力士の先輩である石浦、炎鵬に続けと、関取を夢見てストイックに稽古に打ち込む毎日。しかし、2025年3月に同じ左膝の前十字靭帯を再度断裂し、さらに半月板と後十字靭帯も痛めてしまう。この時、前十字靭帯が切れる音とともに雷鵬氏の夢も途切れた。
「絶対に関取になるという強い気持ちで、それまで本当に努力したつもりです。でも、前十字靭帯がパチーン! と音を立てて切れて……。この時、天を見上げて『もう終わりでいいか……』と思えてしまったんです」
《続く》


