- #1
- #2
相撲春秋BACK NUMBER
大ケガで土俵上の夢は潰え…体重110kgから70kgに!圧巻の“超ムキムキボディ”に変貌した元力士の新たな挑戦「大会で優勝する姿を見せたい」
posted2026/09/07 17:01
取材に応じ、新たな挑戦について熱く語った雷鵬氏
text by

佐藤祥子Shoko Sato
photograph by
Keiji Ishikawa
小兵ながら俊敏な動きとキレのある足技で人気を博した元幕下力士・雷鵬(29)。2024年初場所で負った左膝前十字靱帯の大ケガを乗り越え、関取を目指しストイックに稽古やトレーニングに打ち込でいたが、翌年春場所で再断裂し、相撲界を去る決断をした。現在は体重110㎏から70㎏と、40㎏の大減量に成功し、パーソナルトレーナーとして活動するかたわら、自らもボディメイクの大会出場を目指している。相撲にかけてきた情熱を新たな挑戦へと注ぐ雷鵬に、驚きの肉体改造、そして第二の人生にかける思いを聞いた。《Number Webインタビュー全2回の2回目/前編からつづく》
◆◆◆
2025年春場所。前十字靭帯が切れる音とともに雷鵬氏の夢も途切れた。師匠である白鵬が病室を訪れ、
「雷鵬、どうするか? 厳しいか?」
ADVERTISEMENT
「厳しいです……」
「そうか。引退だな……。まだ若いから道はたくさんある」
そんな師弟の会話があったという。
「自分に何ができる? 自分は何をしたいんだ?」
「炎鵬関の付け人として、首の大ケガをしながらも復活し、立ち上がる姿を目の前で見ていました。白鵬さんの最後の場所も、場所前からものすごいボロボロで、初日前の稽古でも、『大丈夫なのかな?』と僕たちが心配するくらいでした。それなのに全勝優勝するプロ意識――。だから自分も『ケガをしたから辞めますって、あり得ないな』とも思っていた。でも、この時ばかりはもう諦めるしかなかったんです」
しかし、急なケガでの引退だ。進路も新たな夢も目標も、まっさらな状態だった。
「引退後、何をしていいのかわからない時期がありました。『どうしよう、自分に何ができる? 自分は何をしたいんだ?』って自問自答の毎日。それまで、ずっと人生を懸けて相撲に打ち込んできて、『相撲以外に何ができるんだろう?』と、またうつ状態のような時期があり、しばらくボーッとしていたんです」

