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横浜高・渡辺元智監督の育成論「私は野球をあまり知らないから…」名将の言葉はなぜ心に刺さるのか?「責任は俺が持つ」盟友との“知られざる関係性”
posted2026/08/29 17:01
監督ラストイヤーとなった2015年の渡辺元智さん。勇退後の対談で語られた、名将の育成論とは
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Takashi Shimizu
「私は野球をあまり知らないから…」
「西谷さんは練習がありますから、私が大阪に行きます」。現役監督を気遣うその一言に、渡辺さんの人柄がにじみ出ていた。
2017年初夏、朝日新聞大阪本社で行われた大阪桐蔭・西谷浩一監督との対談では、思い出深い試合として西谷さんが「私のベストゲームは2008年夏の準決勝、全員野球で横浜に9-4で競り勝った試合です」と答えた。渡辺さんは「よく覚えていますよ。えらい監督が現れたな、と思いました」と笑って応じた。
翌2018年春、PL学園の黄金期を率いた中村順司さんとの対談では、育成論についてこう語っている。
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「私は野球をあまり知らないから、その分、真剣に向き合った。そうすると、相手も心を開いてくれる。プロに行った教え子が六十数人いますが、技術的に手を加えた記憶はない。いい部分を消したら意味がない。じっと見守る。我慢する。その中で伸び悩むとき、自分が持っている知識を最大限に提供しました」
謙遜とも取れる言葉だが、その奥には深い確信があった。「時代が変わっても、大切なのは本人の意思です。我々指導者にできることは、いかにやる気を起こさせるか」。少年野球も含めた全国の指導者に届けたい言葉だった。
そして2024年7月、監督とコーチとして長くコンビを組んだ盟友・小倉清一郎さんとの対談でのことだった。15歳で出会い、65年の付き合い。気恥ずかしさもあってか、改めて向き合うことを渡辺さんはなかなか受諾しなかった。その対談で語られた2人の関係性、そして渡辺さんが小倉さんに伝えた「責任は俺が持つ」という言葉の真意は、本編に詳しく描かれている。
<続く>
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
