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「今だから言えますけど」炭谷銀仁朗が語る栗山巧との21年…FA権行使の相談に「お前、ほんとにそれでええんか?」「常に相談したい人は栗山さんでした」
text by

市川忍Shinobu Ichikawa
photograph bySANKEI SHIMBUN
posted2026/08/30 11:03
ライオンズ一筋のレジェンド・栗山巧がついにユニフォームを脱ぐ日が来た
「怖いなぁ」から始まった不思議な縁
最初は「怖いなぁ」という印象だったが、新人合同自主トレーニングの最中に栗山は何度も炭谷を食事に連れて行ってくれたという。
自然と打ち解け、仲良くなったと振り返る。
「スカウトさんがどういう意味で『栗山についていけば間違いない』と言ったのか、正確にはわからないのですが、栗山さんが一軍の試合に出だしたのが前シーズンからだったらしくて、すでに成績を残していたし、何より人間性を見てそう言ったんやないかと思っています。
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そういえば僕が西武にドラフトで指名されて、入団が決まった直後のクライマックスシリーズで、栗山さんはホームランを打っているんですよね。テレビで見ていましたから、栗山さんのホームランも記憶にはっきり残っていて、そういう不思議な縁もあったんかなぁと思います」
素顔は「ふざけたい人」
その後も遠征先では常に一緒に食事をとるなど、親交を深めていった。
「基本的にはふざけたい人です(笑)。最近はちょっと落ち着いたけれど、ふざけますよ。冗談を言ったり、後輩に話しかけるのが好きな人です。多分、若い選手やファンの人たちは想像できないと思いますけど、本当におちゃらけキャラなんですよ。忘れられないのは栗山さんの24歳の誕生日。『俺ももう24になるから、ふざけたことを言うのはやめる!』って宣言して、あれからもう20年ぐらい経ちますけど今もふざけていますからね(笑)」
最近、二軍で過ごしていた際にはロッカーが近い炭谷と中村剛也(8月に一軍昇格)と練習後、談笑するのが日課だったという。
「僕ら3人の関係は若い時から変わらないですね。いつも練習後に3人で突っ込み、突っ込まれて笑っていましたね」
迷ったFA移籍…栗山の助言
炭谷はフリーエージェント権を行使し、読売ジャイアンツに移籍することとなるのだが、その際にも相談したのは栗山だったという。
「今だから言えますけど、僕がFA宣言をした当時、ずっと栗山さんには話を聞いてもらっていました。最終的に決断したのは僕ですけど、僕の野球人生の岐路で、常に相談をしたい人は栗山さんだったんです」


