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「もっと(石川)真佑を助けられるように」25歳鴫原ひなたが刺激を受ける“同い年のキャプテン”…女子バレー五輪メダルのカギを握る“層の厚み”
posted2026/08/28 17:25
今季初めて日本代表に選出された鴫原ひなた(25歳)。同い年の石川真佑への思いを明かした
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
JVA/AFLO SPORT
優勝すればロサンゼルス五輪出場が決まるアジア選手権。予選ラウンドを終え、8月27日からは決勝トーナメントが始まった。
バレーボール女子日本代表は、予選ラウンド3戦をすべてストレート勝ちで飾ってきた。今季最大のターゲットと掲げた大会で、幸先よくスタートを切ったように見える。だが、結果とは裏腹に、チームには今ひとつ元気がない。
7月のネーションズリーグ大阪大会でも露呈した、一度歯車が崩れると一気に沈む場面が多く見られた。サーブで攻めきれず、逆に相手のサーブに押されて崩されると連続失点を喫してしまうシーンも少なくなかった。
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精度にこだわるあまり内容に満足できないせいか。それとも単純に、スキルやメンタルの面で足りない何かがあるのか――。
迎えた台湾との準々決勝。この試合でチーム最多得点を挙げたオポジットの和田由紀子や11得点したミドルブロッカーの島村春世らの活躍で2セットを先取した。しかし、まだ何か乗り切れない。
勝利を確信しながらも、「このまま流れは変わらないのか」と思い始めた第3セット。キャプテン石川真佑のプレーに思わず身を乗り出した。
吹っ切れた表情の石川真佑
サーブで崩されたところで空いたスペースにフェイントを落とす。今度は自らのサーブで崩した後、レシーブで好調の島村や和田の攻撃につなげたかと思えば、好守でつないでハイセットになったトスを鮮やかにクロスへ決める。アジア選手権が始まってから調子の上がらなかった石川が、ようやく“らしい姿”を立て続けに見せたからだ。
「(コンビが)合わないところもあるけれど、決勝トーナメントに入ったので、あまり考えすぎずに思い切ってやろうと意識した」
そう吹っ切れた表情で話す石川は、和田に次ぐ14得点をあげて、4試合連続となるストレート勝ちに貢献した。
主砲の復調はチームを盛り上げるために欠かせない要素であることは言うまでもない。その存在感を誰よりも肌で感じているのが、石川と同学年で、今季初めて日本代表に選出された鴫原ひなただ。
「チームを引っ張る存在として、もがきながら戦う姿から刺激をもらっていて。自分がもっと自分の役割を徹底して、もっともっと真佑のことを助けられるようになれたら、って思うんです」


