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「もっと(石川)真佑を助けられるように」25歳鴫原ひなたが刺激を受ける“同い年のキャプテン”…女子バレー五輪メダルのカギを握る“層の厚み”
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田中夕子Yuko Tanaka
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/08/28 17:25
今季初めて日本代表に選出された鴫原ひなた(25歳)。同い年の石川真佑への思いを明かした
石川は下北沢成徳高を、鴫原は古川学園高を卒業後にどちらもVリーグ(現・SVリーグ)のチームでバレーボール選手としてのスタートを切った。石川がすぐに東レアローズ(現・東レアローズ滋賀)で出場機会を得たように、鴫原もルーキーイヤーからトヨタ車体クインシーズ(現・アリーザ愛知)でアウトサイドヒッターでレギュラーとして多くの試合に出場してきた。
かつては共に選手としてプレーし、現在はアリーザ愛知のチームコーディネーターを務める元日本代表・荒木絵里香さんは「ディフェンスは抜群。レシーブ力ならばいつでも日本代表に選ばれるだけの力と技術を持つ選手」と、以前から鴫原を称賛していた。入団5年目の2023/24シーズンからはチームで主将も務め、今季の日本代表でも守備力に加えてサーブでも貢献するなど、着々と力をつけてきた選手の一人だ。
ただ、鴫原の自己評価は低い。
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「理想が高くなりがちなタイプなので、できていることよりもできないことに目が向くんです。もっとこうなりたい、と思っているから、足りないところばかりで、自分はまだまだだ、と落ち込んでしまう。まだまだ足りないと思うことばかりです」
常に上を見て自分を厳しく評価するタイプ。19歳から日本代表として活躍する石川に対しても、「自分よりもずっと前を行く存在」と見上げてきた。だが、いつまでも追うばかりでは何も変わらない。同じ日本代表として共に時間を重ねるなかで、鴫原に新たな感情が芽生えた。
「チームの起爆剤になれるように」
「自分もチームではキャプテンをやっているので、重さは違えど、背負う立場であることはわかります。もちろん、真佑が背負っているものは私よりもずっと大きいし、黙々とやるタイプなので、もっと寄り添いたいと思いながらも、コミュニケーションをどう取ればいいかもわからなくて探り探りでした。でも、やっぱり一番はプレーで助けることなので、私はディフェンス型のサイドではあるんですけど、もっと代表でも得点を取れるようになりたい。ネーションズリーグが終わってからは、その思いが前よりもすごく強くなりました」
意識の変化と練習の成果が形になったのは、予選ラウンド2戦目の韓国戦。デュースの末に制した第1セットの終盤だ。26対26の場面で佐藤淑乃に代わって投入された鴫原は、後衛だけでなくそのまま前衛に上がり、30点を超えた場面でストレートにスパイクを決め、最後の33得点目を決めた。2枚ブロックを打ち抜いたスパイクに「少し自信になった」と笑みを浮かべるが、やはりここでもよかったことよりも足りなかったことに目線が向く。決勝トーナメントを前にこう振り返った。
「(次戦の)ベトナム戦ではスタメンで2セット出させてもらったのに、プレーのクオリティが悪かった。チャンスをつかむためには、もっと点を獲れるようにならないといけない。きれいな1点じゃなく、どんな取り方、相手に当たってグチャッと落ちるような1点でもいいので、チームの起爆剤になれるように頑張ります」


