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「僕の仕事が楽になる」八村塁&河村勇輝が戻れば“ホーキンソン依存”は解消されるのか? 男子バスケ日本代表に起きた“ポジティブの連鎖”の正体
text by

雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/08/21 11:03
W杯アジア予選に向けて行われた韓国戦では、2年ぶりに日本代表に合流した八村塁や河村勇輝が出場した
同じ富山県出身で、富山市立奥山中学校の2年先輩にあたる馬場雄大は、八村の変化を肌で感じたという。
「今まではプレーがすさまじくて、自分がプレーで引っ張っていく姿がほとんどだったけど、今はいろんな選手とコミュニケーションを取りながらチームのことをより考えてくれているのかなと。以前は仲のいい選手以外とは、もう少しピリピリして距離感があったと思う。いまは自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとしている。年齢を重ねてきて、責任感と経験を生かしてプラスの影響を考えてくれてますね」
韓国戦はあくまでもワールドカップ予選に向けた調整試合。NBAこそが第一義である八村が実際に出場するのかは直前まで判然としなかった。それが終わってみればチームで2番目に多い23分40秒にわたってコートに立ち、チームトップの22得点。レブロン・ジェームズやルカ・ドンチッチといったスター選手のいるレイカーズではロールプレーヤーに徹していたものの、日本代表でいまの八村に求められているものは違う。
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「プレーの面でも得点を取ったり、リバウンドもそうですし、ディフェンスでもしっかり声でコミュニケーションを取りながら、頼りになる存在になりたい」
この日はその役割をまっとうしようという責任感を持ち、かつその役割を的確に遂行していた。
八村、河村を大きく上回る「+36」
八村同様に2年ぶりの代表参加となった河村も、代名詞とも言えるノールックパスを含めて12得点6アシストの活躍を見せた。著者が調べた、その選手が出場していた時間帯のチームの得失点差を示す「+/-」のスタッツで見ると、八村は+13、河村は+24。八村と河村のNBAデュオが期待通りに躍動した凱旋試合。その印象は決して間違いではない。
ただ、チームトップの数字をマークしたのはその2人ではなかった。+36という断トツの数値を残したのは、センターのホーキンソンだ。
出場時間は八村を上回る24分59秒で、18得点14リバウンド。貢献度を示すEFF(リバウンドやアシストなどのプラス要素からシュートミスやターンオーバーなどのマイナス要素を引いたもの)でも、日本の大黒柱となってきた選手らしく、この日もチームトップの数字を残した。


