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「期待がどんどん積み上がって…」9回2アウトから…“熊本の初出場校”はナゼ「甲子園の魔物」を呼び出せた? 監督が振り返るその「まさかの理由」
posted2026/08/13 11:02
春夏通じて初の甲子園出場となった熊本・有明高校。初戦の京都・立命館宇治戦では、9回2アウトからドラマがあった
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
JIJI PRESS
甲子園初出場ながら初戦を突破した熊本・有明高校。初戦での9回2アウトからの逆転劇は、今大会屈指の名場面となっている。そのドラマのウラには一体、何があったのか。監督に話を聞いた。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
甲子園では、それが醍醐味とばかりに至上のクライマックスがよく起こる。
9回裏に4点差をひっくり返した2016年の東邦。2年後の18年には金足農が2ランスクイズで近江を撃破し、旋風が吹き荒れた。
人はその現象を“魔物”と言い表す。
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今年の夏も、それは呼び起された。
初出場ながら初戦で立命館宇治に食い下がっていた有明は、2-3と1点ビハインドで最後の攻撃となる9回表を迎えていた。
甲子園が地鳴りを起こし始めたのは、1死からエラーでランナーが出てからだ。
7番バッターの高橋春喜がサードライナーで2アウトとなっても、三塁側アルプスをはじめとしたスタンドのボルテージは下がらない。それどころか「野球は2アウトから」と念押しするように、手拍子が高鳴る。
8回から継投し、有明打線をほぼ完璧に抑えてきた坂本有央の右腕がぶれる。8番の新谷遼、9番の山崎暁斗が連続フォアボールを選び、7回に1点差に詰め寄るタイムリーを放っていた永田晴輝が打席に入った。
9回2アウトから…初出場校が驚異の逆転劇
振動を始めていた甲子園が大きく揺れる。
左中間に打球が抜ける、逆転のツーベースヒット。直後に相手のミスでさらに1点を追加した有明が、6-3で甲子園初勝利を手にしたのである。

