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プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
「クラッシュ・ギャルズの時代と戦いたい」彩羽匠とSareeeが体現する“今の女子プロレス”…「嫌われてもいい」スパーク・ラッシュ“真逆の2人”の情熱
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/08/05 17:24
彩羽匠とSareeeの「スパーク・ラッシュ」。彼女たちが時代を超え、本当の意味でブレイクするのはいつになるだろうか
20歳の千華の挑発を受けて、試合後には不穏な雰囲気になった。
「セコンドにもつかずに……普通だったら、裏で見ていればいいのに。クラッシュ・ギャルズを指さそうとしたら、千華がニヤッとして。『そこで見てたの』ってイラついたね。張り手で口の中は血だらけ。そこに座ってんじゃないよ、と思いました」(彩羽)
「最初はクラッシュしか目に入らなかった。クラッシュに『絶対超えるんで』と言いに行きたかった。そうしたらクラッシュが千華に耳打ちして、千華がニヤッとしてにらみつけてきた。あれ、千華にやられた」(Sareee)
「どんだけ嫌われてもいい」彩羽匠の覚悟
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スパーク・ラッシュには高ぶるものがあった。
「あれからいろいろ言ってますけどね。仕掛けたつもりが、仕掛けられた。ちょっとやられたかな。でも自分たちはそういう刺激を求めていたのかもしれない。なんかワクワクする。タッグを組み始めて1年が過ぎた。スパーク・ラッシュは乗ってきている。やっぱり、タッグの方が難しい。まだシングルの方が得意。でも1つだけ、タッグっていいな、と思えることがある。ハプニング、仕掛けられた時、2人とも同じ意見になる。力が倍になるんですよ。違うタッグパートナーでこういうのはイヤという人だったらダメでしょうけど、(Sareeeと組むのは)面白い。来るものはガッツリつぶそうぜ。時代に挑んでいるのが1人じゃなくて2人、というのを感じる」(彩羽)
「急きょシングルが決まったときも、戦うのに“見せつけよう”って。普通はないよね。あの日は夢みたいな特別な1日。こんなことって現実にあるんだ」(Sareee)
「会場に来る車の中ではいつもはリラックスして、会場行ってからスイッチが入るのに、まるで戦車に乗ってんじゃないかと感じた。戦いに行くワクワク感。やってやろう。絶対引くなよ」(彩羽)
彩羽の頭の中にはどんな構想があるのだろうか。
「ここからどうしていくか? スパーク・ラッシュは試行錯誤しているところ。答えが見つかったときが面白い。ここで終わっちゃうタッグっていっぱいあったでしょう。その壁をぶち破りたい。アピールするコンテンツは増えている。その中で何が当たるかはわからない。今は手短なYouTubeとかできるもの使ってアピールしているけれど。プロレスが一番なんで。千華も出てきたから。難しいって言ったら終わりだから。研究するんですよ。『自分たちを好きでいてください』じゃあダメなんですよ。どんだけ嫌われてもいいから、ありのままの汚いところも嫌なところもドロドロしたものも見せる。みんなが格好いいところだけ見せてもつまらないでしょう」(彩羽)


