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グラビアアイドル→体重26キロ増で人気女子プロレスラーに「デカさは武器なので」後藤智香を変えた“プロレス一本で生きていく”覚悟
posted2026/08/06 17:00
皇希との「tWintoWer」でマリーゴールドのタッグ王者として活躍する後藤智香
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Norihiro Hashimoto
「体重増えましたよね?」
「腕、太くなってません?」
普段の会話では憚られる言葉だが、プロレスラーの取材ではよく使っている。男女問わずだ。より重く、よりデカく。それが“より強く”に結びついてくるのがプロレスだ。新人時代、体を大きくするのに苦労したという選手の話もよく聞く。
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女子プロレス団体マリーゴールドのタッグチャンピオン、ゴチカこと後藤智香は“増量中”を自分のキャッチコピーにした。
「デカさは武器なので」
はっきりそう言う後藤。一昨年5月の旗揚げ戦でデビューした時は62kgほどで、そこから20kg以上増えている。最近、扁桃腺を痛めて食事ができず体重が減ったものの「治ったらすぐ体重も戻りました」。キャッチコピーは“増量中”から“増強中”に変えた。デカいだけでなく強いことが大事なのだ。実際、今年5月に初めてのタイトルであるタッグ王座を獲得した。
演劇をやりながらグラビア活動
祖父が少年野球の監督で父がコーチ。後藤も小学生時代は野球をやっていた(中高は女子野球部がなかったためバレーボール部)。シカゴ・カブスの鈴木誠也は同じ荒川区出身で同学年。「サンパール荒川(区民会館)の成人式でも一緒でした」。
高校卒業後に就職したが、やりたいことをやろうと芸能界へ。演劇をやりながらグラビア活動に取り組み「ミスFLASH」ファイナリストに残ったこともある。
初めての“試合”は2022年8月。「女優によるプロレス」を標榜するアクトレスガールズの公演だった。中野たむや安納サオリなど数々の人気レスラーを輩出したアクトレスガールズだが、当時はプロレスをモチーフにしたエンターテイメントという体裁に路線変更。形としてはプロレスの試合だが、内容もマイクアピールもすべて事前に決められていた。
だから後藤も、一種の演劇としてリングに上がっていた。その頃のインタビューで「プロレスラーになりたいわけではないので」と言っていたのをよく覚えている。
ただ受身や技の練習は実際にしていた。同じユニットの師匠格である澄川菜摘(翔月なつみ)はスターダム出身で、技の原理や“本当の痛さ”を後輩たちに教えている。プロレス風エンタメをやるにも勉強が必要で、いろいろな団体の映像を見ているうちにプロレスの魅力にとりつかれたと後藤は言う。


