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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「10ゴールに届かなくても失望はない」W杯“陰のMVP”あの日本代表FWがプレミアリーグへ移籍が決定…英国でも超高評価の「納得のワケ」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byKiichi Matsumoto / JMPA
posted2026/07/30 17:01
長年セルティックで活躍を続けた前田大然。来季からプレミアリーグのイプスウィッチへの移籍が決まった
では、イプスウィッチでの前田は、どれほどの得点を求められるのか。ジョーンズは「もちろんゴールは重要」と前置きしたうえで、こう続けた。
「前田もある程度の得点を決める必要があるし、実際に決めると思う。ただ、10ゴールに届かなかったからといって、ファンが失望するとは思わない」
ファンが見たいのは、驚異的なスピードで相手を追い、90分間プレー強度を落とさない姿だという。そこに重要なゴールがいくつか加われば、本拠地ポートマン・ロードでも人気者になると、同記者は見ている。
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「そうしたプレーを続ければ、間違いなくファンの大のお気に入りになるだろう」
共同オーナーで、熱心なサポーターでもあるミュージシャンのエド・シーランについて尋ねると、ジョーンズ記者は笑った。
「前田がファンをワクワクさせ、ハードワークを惜しまず、いくつかゴールも決めれば、シーランも間違いなく気に入る」
スコットランドからイングランドへの移籍が簡単でないことも、ジョーンズ記者は認める。古橋亨梧はセルティックで多くの得点を挙げたが、イングランド2部のチャンピオンシップでは苦しんだ。プレミアリーグは、さらに強度も難易度も高い。
それでも、前田と古橋では評価される部分が違うと話す。
「古橋は得点力で評価される選手。一方、前田のプレースタイルは、プレミアリーグにも持ち込みやすい。スピード、スタミナ、プレッシングという点では、プレミアでもリーグ屈指の選手になれる」
ボールを持てない試合でも、前田は守備と走力で存在感を示せる。セルティックで続けてきたプレーは、残留を目指すイプスウィッチでも大きな武器になりそうだ。
「常に走り続け、すべてを出し切ります」
前田本人も加入に際し、こう約束した。
「僕の目標は、いつでもチームのために全力で戦い、ゴールを決め、アシストをすることです。常に走り続け、自分の持っているすべてを出し切ります」
セルティックで4年半続けてきたプレーを、前田は新天地でも変えない。グラスゴーで「忘れられない選手」と呼ばれた男は、世界最高峰のプレミアリーグでも同じやり方で人々の心をつかもうとしている。

