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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツ4強が「地方大会で全校敗退」の衝撃…なぜ今年の夏は“番狂わせ”が多かった? 関係者が語った今年特有の「まさかの理由」とは
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/29 06:03
センバツで全国制覇を果たした大阪桐蔭、決勝で戦った智弁学園がともに地方予選で敗れる結果に。果たしてそこにはどんな理由があったのか
「夜中まで試合を見ている生徒がたくさんいて、授業ではぐったりしているし、練習でもフラフラしたり、ボンヤリしたりして。練習にならないどころか、硬いボールを使っているのが危ないぐらいで」
そんな話題を入り口に、今の高校球児気質を語ってくださった常連校指導者の方もいた。
「私たちの頃は、野球をやっているヤツは野球ばっかりで、あれだけ練習して、家に帰ってもまたナイター見ていたじゃないですか。でも、今の子たちに言わせると、そういうのは変人らしいですよ。
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ウチの選手たちも、ワールドカップにすごく興味持っていたし、サッカーにもすごく詳しい。野球の理解度よりサッカーの理解度のほうが高いぐらいの選手もいるんです。こういうのも高校球児の多様化なんですかね」
試しに、ワールドカップの影響を聞いてみると、「完全に体調崩した選手が何人もいましたよ」と頭を抱えた指導者の方も含めて、約半数が「あれで選手たちが疲れてしまった」と答えてくれた。
そのたびに監督からも「もっともボクも夜中に見ていましたから、あんまり言えないですけどね」と自省の弁が添えられていたが……。
話題のルール改正案に伴う「失敗談」も
「ちょっと聞いた話ですけどね、サッカーも影響していたかもしれないけど、この話は面白かったですね、僕には」
近年台頭してきた「強豪候補」を指導されている方の話には、ハッとさせられた。あるベテラン監督から「失敗談」として聞いた話だという。
そのベテラン監督は、昨季から本格実施が検討されている「高校野球7イニング制」を聞いて、さあ、たいへん。「野球は9イニングだから“野九”なんだ!」と、なんとか9イニング維持を目指し「9イニング通して元気にプレーできる強い選手たちにしよう!」と、練習量を増やして、春以降、徹底的に鍛え込んだそうだ。

