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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツ4強が「地方大会で全校敗退」の衝撃…なぜ今年の夏は“番狂わせ”が多かった? 関係者が語った今年特有の「まさかの理由」とは
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安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/29 06:03
センバツで全国制覇を果たした大阪桐蔭、決勝で戦った智弁学園がともに地方予選で敗れる結果に。果たしてそこにはどんな理由があったのか
「どうしたの?」と選手に訊くと「勝ち方が悪かったんで、これからグラウンドに戻って練習なんです」。
先制、中押し、ダメ押し……ちゃんと段取りを踏んでのコールド勝ち。私には悪くない勝ち方に見えたが、選手たちに「快勝」のハツラツさは感じられなかった。
ちなみにこの「強豪」は、ベスト8でこの夏を終えている。
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強豪ほど、心身ともに夏はとても疲れている――。そう言いきってしまえば、お叱りを受けるかもしれないが、いろいろ聞いてみるとそれが実態ともいえそうだ。
勝たなきゃいけない、間違っても負けてはならない、それも強豪らしく勝たないと。そんな重苦しい雰囲気で、5回を終えて0対0。オレたちだってやれるかもしれないと「追う者」が奮い立ち、後半で前を走る者を抜き去ってしまう。そんな展開に何度も立ち会ったのは、今年ばかりじゃない。
強豪といってもプレーするのは15歳から18歳までの「高校生」。まだ大人と子供のまん中あたりにいる不確かな存在だ。大人顔負けのプレーをやってのける場面もあれば、やらかすことだってあって当たり前だろう。
強豪敗退は特に「夏」においては、実は「波乱」でも意外でもなんでもなく、十分あり得ること。見守る側が、そう認識を変えたほうがよいのかもしれない。
指導者が語った「今年特有」波乱のまさかのワケは?
ただし「強豪敗退」について現場の指導者の方たちと話していて、「今年特有のことだろうけど……」の前置き付きで、ちょっと興味深い見解が出てきた。
「ウチはワールドカップにやられました」
甲子園の常連というほどではないが、一般的には強豪と評されている指導者の方は苦笑いだ。

