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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツ4強が「地方大会で全校敗退」の衝撃…なぜ今年の夏は“番狂わせ”が多かった? 関係者が語った今年特有の「まさかの理由」とは
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安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/29 06:03
センバツで全国制覇を果たした大阪桐蔭、決勝で戦った智弁学園がともに地方予選で敗れる結果に。果たしてそこにはどんな理由があったのか
その結果、夏予選直前にケガ人・体調不良者が続出で、逆に5回しか持たない選手ばかりで予選に臨まざるを得なくなり、チームを「前半の9人」「後半の9人」のようなツープラトンシステムを敷いたのだが、早々に敗退したという。
「そういう話、今年はよく聞くんです。夏の大会で、足をつらせてバタバタ倒れたりして、やっぱり7イニング……なんて流れになってほしくないですからね。そういう思いの関係者、思ったよりずっと多いんですよ」
実はウチもまったくその通りなんですよと、ご自身のチームの実情を教えてくださった監督さんがいた。
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「私は絶対9イニング派なんです。選手たちに訊いてみたら、60人ぐらいいて、7イニング派が1人だけいた。わけを聞いたら、AIにそんなこと言われたらしいです。それなら『みんなで真夏の9回でもピンピンしてるような、屈強な体を作ってやろうじゃないか』と5月、6月、追い込みましたよ。選手たちも納得ずくだから、必死にメニューをこなしてね。
そうしたら、疲れと暑さでだんだん食べられなくなって、この予選が始まる頃にみんな痩せちゃった。ひどい選手なんか春より10キロぐらい痩せちゃって、メンバー表の数字とユニフォーム姿のシルエットがぜんぜん違う選手が出てきちゃったりして」
よく考えると、決して笑えない話であろう。
「波乱の理由」から見えてくる高校野球の“課題”は?
何が「波乱の理由」なのか、定かなところはわからない。そもそも特定する必要もないのかもしれない。
しかし、その「結論」にたどり着く道程の中にこそ、今の高校球界に潜んでいる、もっと早くなんとかしなければならない「命題」がいくつも横たわっているように、今、感じている。

