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<スペシャル対談>中田英寿×伊東純也「純也は速くなさそうに見えて速い」中田が驚いた“疑問”に伊東は何と答えた?「走り方が変だって言われます…笑」
text by

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto
photograph byTakuya Sugiyama
posted2026/07/28 11:02
伊東純也と中田英寿、ともにW杯でブラジルに敗れた経験を持つ
ブラジルに日本の選手たちが萎縮していない
――そして、W杯でブラジルに敗れていることも共通点です。今回の試合で印象的だったのが、ブラジルに対しても日本の選手たちが萎縮していないことでした。
中田 それは日常の影響だと思います。人間って、やっぱり環境に慣れていくものだから。僕らの時代の日本代表は、ヨーロッパのクラブに所属している選手自体が少なかった。だから、ブラジルを前にすると、どうしても気負ってしまう。僕にとってブラジル代表の選手たちは同じリーグで共に戦っている“友達”みたいな感覚でしたから、試合前にも「よろしくね」って会話をするような。大半の選手が欧州でプレーするようになった今の日本代表も、それと同じ感覚なんだと思います。
伊東 ヒデさんが言うとおり、ヨーロッパでプレーしている選手が多い分、強豪国に対しても自信を持ってプレーできているとは思います。ブラジルに対しても、コンプレックスのような気持ちはありませんでした。でも、今回の試合を振り返ると、受け身にはなっていたと思いますね。萎縮していなかったからこそ、「もっと対等にやれたんじゃないか」という気持ちもあります。
「もっと高い位置で闘いに行く姿が見たかった」
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中田 戦術だったり、チームとしての在り方は、別の話だったりするからね。近年、サッカーの質が変わってきて、どの国も戦術が整理されて、パワーとスピードを備えた選手も揃っている。個人の技術や体力の差は縮まっているように感じます。そんなふうに各国のサッカーが均質化する中でも、今回のW杯では高い位置で闘いに行くチームが結果を残しているのが印象的でした。だからこそ、ブラジル戦で日本がもっと高い位置で闘いに行く姿が見たかった。
伊東 序盤はプレスに行けていましたし、前半は良かったと思うんです。それを後半の入りにもやれれば良かったんですけど、実際は引きすぎて、受け身になってしまった。ブラジルに自由を与えた分、力の差が出たなと感じました。
中田 もちろん森保監督の考えや選手たちの意見はあると思います。ただ、外から見ている僕の率直な意見としては、“0-3で負けるかもしれないけど、3-0で勝ちに行く”くらいの姿勢で臨んでほしかった。ブラジルにはW杯で5回優勝している歴史的背景があって、世界中の人が「ブラジルは強い」と思い込んでいる。だからこそ、強者の立場として前からボールを奪いに行くし、それが彼らのプレースタイルになっている。でも日本戦の前半や、他の試合での戦いぶりを見るかぎり、ブラジル側も相手が前からボールを取りに来ることを嫌がっていたんじゃないかと思うんですよね。圧倒的な実力差があった僕らの時代と違って、日本の力が接近した今だからこそ、より積極的な姿勢が見たかったなって。実際、ピッチ上ではどうでしたか? 後半、戦術的に引いたのか、状況的に引いてしまったのか。
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hair make by AKANE(Hidetoshi Nakata)/ Narutaka Hirata(Junya Ito)
styling by Kohei Kubo
衣装提供(伊東純也):ブルゾン¥267,300、Tシャツ¥53,900、パンツ¥64,900、靴¥154,000(すべてディースクエアード/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス︎0120-106-067)
ブレスレット(本人私物)、ベルト(スタイリスト私物)
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