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大谷翔平の異変「コルチゾン注射の回避は“良好なサイン”のはずだった…」専門家に聞く、左膝は深刻なのか? “無視できない二刀流の負担” 

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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photograph byGetty Images

posted2026/07/25 06:08

大谷翔平の異変「コルチゾン注射の回避は“良好なサイン”のはずだった…」専門家に聞く、左膝は深刻なのか? “無視できない二刀流の負担”<Number Web> photograph by Getty Images

22日のフィリーズ戦で登板を回避した大谷翔平(32歳)

 先に断っておくと、小林氏は「大谷の現在の症状はよくあるもの。重傷と言えるものではない可能性が高い」と何度か繰り返していた。

「人間は立っているだけでも膝に体重がかかりますし、曲げ伸ばしを繰り返すことで、関節内にある『滑膜』という薄い膜に機械的な刺激が加わります。その滑膜に炎症が起こると、関節液が多く分泌され、水が溜まるようになる。ただ、これは珍しいことではありません。私がこれまで診てきた選手の中にも、1カ月に1回程度、定期的に水を抜きながらシーズンを通して試合に出続けていたケースは数多くありました」

 “水が溜まっている”というのは耳にする症状だが、それイコールで“膝の状態が極めて悪い”というわけではない。すべては程度の問題であり、本当に深刻であれば、大谷はおそらくIL(負傷者リスト)に入っているのだろう。投手としての登板を回避しても、DHとしては継続して試合に出場しているということは、トレーナーがプレー可能と判断しているということを意味する。

「ボディーブローのように蓄積する」

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 とはいえ、現在は“軽傷”であっても、小林氏は今後悪化する可能性があると指摘していたことは付け加えておきたい。

「症状が悪化すると、膝の軟骨が徐々にすり減っていく。そうなると痛みも強くなってくるでしょう。また、水が溜まると関節内の圧力が高まり、膝が動かしにくくなったり、動きに違和感が出たりすることがあります。そうした違和感はフォームやメカニクスにも影響を及ぼし、無意識のうちに他の部位でかばうような動きが増えることで、別の箇所を痛める『代償動作』につながる。そして、水を抜いたからといって根本的に治るわけではありません。炎症を引き起こしている動作、膝に負担をかけるアライメント(姿勢や体の使い方)を改善しない限り、膝へのダメージはボディーブローのように少しずつ蓄積していくのです」

【次ページ】 故障の原因は二刀流による“負担”か?

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